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ANRI
2025CORPORATE IDENTITY
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Gaudiy
2023CORPORATE IDENTITY

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Introduction
ANRI(アンリ)は、2012年に設立された独立系ベンチャーキャピタル(VC)です。2016年のコーポレート・アイデンティティ(CI)刷新から10年目を迎える節目。新ビジョン『圧倒的未来』のもと、自らを変革者たる起業家と伴走する「CHANGER CAPITAL」として再定義します。私たちは、次の10年に向けた新たな ANRI の姿を描き出すアイデンティティの設計・制作を担当しました。
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Backbone
2016年の CI 策定時、日本のスタートアップエコシステムの発展と ANRI が担う役割を「イノベーションの循環」をテーマに据えてデザインを行いました。10年後の今、その姿は現実のものとなっています。
あの頃、黎明期だったスタートアップは、この10年間で大きく成長しました。今や私たちは起業家が生み出したプロダクトに日常的に触れ、そうした企業で働くことも自然な選択肢となっています。このような時代背景で、ANRI は日本を代表する独立系 VC としての地位を確立しました。そして市場の成熟は、同時に VC 業界における競争の激化とその果ての飽和を意味します。
かつてないほど加速度的に複雑性が増す社会で、ANRI はこれまで築いてきた独自のポジションを、より一層差別化していく意志を固めました。圧倒的未来へ向けてアイデンティティの純度を高め、起業家と共に伴走する存在として変容するリブランドです。

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Approach
ANRI の使命と価値観を明瞭に描き出すべく、代表・佐俣アンリ氏の想いを意匠として表出させることを試みました。新たなビジョン『圧倒的未来』とタグライン「CHANGER CAPITAL」によって、同社は「起業家」の定義を拡張します。研究者や芸術家、社会活動家など、これまでは投資対象と見なされづらかった人々を、世界を一変させる “CHANGER” と定義して、彼らと共に未来を創造していく意思を表明しています。
今回のプロジェクトでは、「静的なロゴ」から「変容するアイデンティティ」へとパラダイムシフトを図りました。ANRI のアイデンティティそのものが「圧倒的未来」へ向かう変容プロセスを体現し、同社と共に発展していく拡張可能なアイデンティティとして設計することで、CI デザインの在り方を捉えなおすアプローチです。

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Concept
新たなシンボル「Crucible(るつぼ)」は、ANRI の哲学を象徴しています。3D で作成された4つのオブジェは、特定の角度から見たときのみ4つの文字が浮かび上がります。これは、誰もが信じる自明の価値ではなく、まだ見えない遠い未来の価値に向き合う姿勢を反映したものです。

この意匠では、変革の器としての役割を担う同社を、るつぼの構造に重ね合わせました。るつぼが高温の熱によって物質を融解し、新たな化合物を生み出すように、ANRI と CHANGER の情熱と才能を融合させ、これまでにない爆発的創造を引き起こします。起業家が異なる存在と出会い、化学反応が生じ、想像を超えた姿に変容していく——この動的なプロセスこそが、進化を止めない両者の共創関係を描くアイデンティティの核となります。
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Skins
るつぼの中で結晶化したロゴは、未来の可能性を内包した生きた存在として設計されています。多様な CHANGER と未来を共創しつづけるプラットフォームであることを表現できるように、表面のマテリアルが変更可能なスキン機能を実装。これにより、今日を以て本ロゴを完成とするのではなく、時代や環境に応じたアップデートやクリエイターとのコラボレーションなど、様々な方法で無限に拡張することができます。





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The Journey to Crucible
「Crucible / るつぼ」のデザインプロセスは、入口→思索→結晶化という変容の物語として展開・制作されました。各チャプターは独立した案ではなく、ANRI が「圧倒的未来」に接近するフェーズを表現した連続的なナラティブです。
意匠とは、企業思想の結晶です。それは「自分たちは何者か」を対外的に語る触媒として、明瞭なコンセプトと審美性を兼ね備えなければなりません。一方、この “サマリー化” の中で削ぎ落とされてしまう、想いの断片が存在します。佐俣アンリ氏が「ありたい姿」を取り戻していく道のりを再現すべきだと考え、アウトプットには残らなくともバックボーンとして記憶される仕組みを取り入れました。

Chapter 1: Liminal : 知覚可能な現実と未開拓の可能性が交差する境界領域。2つの円は、私たちが生きている今の世界線と、そこから踏み出す未知への入口を表現しています。このリミナル(境界的)な空間が、すべての変革の出発点です。
Chapter 2: Sandbox : 境界の先で始まる思索。特定のシンボルを持たず、プレースホルダー ——これから生まれるアイデアや価値のための空白領域——という概念を核に据え、CI 自体が CHANGER の力で拡張・変化していく動的なアイデンティティとして定義しました。


Chapter 3: Crucible : 思索と実験から生まれた熱が結実する瞬間。平面的な認識を超えて空間上で造作された意匠は、単一の視点では捉えきれない多層的な価値を表現しています。私たち自身が初めて 3DCG のロゴを手がけ、荒削りな状態から完成形へと至る制作過程は、ANRI と CHANGER の関係性をなぞらえています。

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Visual: Explosion!
併せて導入されるビジュアル「Explosion!」は、熱に満ちたるつぼが臨界点を迎え、爆発的な拡散を起こす瞬間を捉えています。ロゴが「凝縮」を、ビジュアルは「破壊」による創造の連鎖を表現。ソリッドな質感を多用する意匠とは対照的に、拡散する破片をローポリ調に描くことで、未来へ向かう高揚感を織り込みました。
Blender / Spline で制作されたビジュアルは、色々な角度から切り出して利用します。これにより一定の制御性を持たせながら、様々な用途に応じることができます。VI のダイナミズムを全面に押し出したコーポレートサイトは、FunTech 社によるものです。


ケルンのアイデンティティ設計では、ブランド資産の継承を重視します。しかし、このリブランドで受け継ぐべきは、起業家と ANRI による創造的破壊、そしてその先に圧倒的未来を作り出すという思想でした。彼らの爆発的なエネルギーを原動力にするためには、旧来の視覚表現を刷新し、器そのものを作り変える必要があったのです。
凝縮された熱 - Crucible が、やがて創造的な破壊 - Explosion の連鎖を生む。この終わりのない変容の旅路こそ、ANRI と起業家が描き出す「圧倒的未来」の姿です。
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Typeface




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Colour
Schemes
